パラローイングPARA ROWING
パリパラリンピックに向けた2021年度強化事業対象選手の拡大について
パラローイング委員会
日本ボート協会パラローイング委員会(以下、当委員会という。)は、2024年パリパラリンピックでの活躍を視野に入れた選手強化のため新規選手受け入れを行うこととしました。すべてのパラリンピック種目を対象として下記の通り指定選手候補の選考を実施します。
1.指定選手候補の基本的な考え方
2020年東京パラリンピックに向けた選手強化事業をベースとして強化を継続し、さらに新規選手の受け入れを推し進めることで2024年パリパラリンピック等国際大会において活躍するための選手間競争を刺激し競技力向上を図ることを目的とする。
本制度での選考は2021年度シーズンをより活性化するため、以下に記す期限までの一時的なものとする。以降の選手受け入れは、育成指定選手要件を満たすことで受け入れの検討を行うものとするため、別に定める規定に準ずる。
2.対象種目・クラス、対象選手区分
対象種目・クラス PR1男・女、PR2男・女、PR3男・女、コックス
※国際大会参加に当たっては国内選考・派遣選考等が実施される
対象選手区分
漕手:以下の漕手ⅰ、漕手ⅱのどちらかを満たした者とする
漕手ⅰ:以下のすべての要件を満たした者
①「JARAパラローイング委員会選手選考規定 第2条対象者」の条項を満たしていること
②種目ごとに以下のインドアローイングマシン2000mタイムをクリアしていること
注:インドアローイングマシンはConcept2社製に限り、可動式は対象外とする
漕手ⅱ:ジャパン・ライジング・スタープロジェクト、地方自治体主催パラ選手発掘プログラム、当委員会選手発掘プログラム等にて発掘され、都道府県協会または当委員会にサポートされている者
コックス:以下を満たしている者とする
「JARAパラローイング委員会 選手選考に関する規定 細則 協会指定コックス 選考方法および基準 対象者」の条項を満たしている者
漕手・コックスとも、申し込み時に公益社団法人日本ボート協会の選手登録者ではない者も、合格後速やかに選手登録することを条件に、申請可とする。
参考資料:
「JARAパラローイング委員会選手選考規定」
https://www.jara.or.jp/para/current/cox0811_rule.pdf
「JARAパラローイング委員会 選手選考に関する規定 細則 協会指定コックス 選考方法および基準」
https://www.jara.or.jp/para/current/cox0811_ruled.pdf
ジャパン・ライジング・スター・プロジェクト(J-STAR プロジェクト)
https://www.jsad.or.jp/news/detail/20200918_002222.html
3.申し込み期限、申し込み方法、提出物
申し込み期限 本制度公表日以降、随時受け付け、2021年3月31日(水)19:59まで
申し込み方法
以下の提出物をパラローイング委員会事務局担当宛てにメールで提出すること
送付先 E-mail: メール ※申し込み時は書面での提出は不要
提出物
全対象選手区分(漕手ⅰ、漕手ⅱ、コックス)提出物
- 指定選手候補選考 申込書
- パスポート顔写真ページの写し(有効期限が1年以上あるものが必要)※下記注意点参照
- 障がい者手帳の写し(全てのページを提出すること)※下記注意点参照
漕手ⅰ、漕手ⅱのみ必要提出物
- 様式2-1 基本健康調査書
- 様式2-2 医師診断書
- 様式2-4 使用薬物調査_選手連絡票
- 様式2-5 常用薬についての調査書
- 様式2-6 頓用薬についての調査書
- 様式2-7 すぐには使用しないが使用する可能性のある薬物についての調査書
- 様式2-8 サプリメントについての調査書
漕手ⅰのみ必要提出物
- 2000m測定時の動画 ※動画サイト等にアップロードし、そのURLを送ること
- 2000m測定終了画面(モニター部分)写真
コックスのみ必要提出物
- 指定選手候補選考 コックス調書
提出物、提出時の注意点
- パスポートの有効期限は提出日時点で1年以上あれば可とする。提出時に更新手続き中であればそれを証明できる物を提出すること
- コックスは障がい者以外も対象のため障がい者手帳は必須ではない
- 提出は可能な限りPDFにて送ること。事前に申し出があれば郵送での受付も可とする
- エルゴメーター測定動画の画角は特に指定しないが、漕いでいる姿全体が入ることが望ましい
- 提出物の作成および提出に際して発生した費用は申請者の個人負担とする
4.指定選手候補の選考方法、選考日程、合否通知
選考方法
選考方法は当委員会スタッフが漕技評価・面接を実施する。クラス分けステータスを持たない者には簡易クラシフィケーションを実施し、クラス適性があるかを確認する。
選考日程
選考は申請があった者から随時対応することとする。選考実施に際して申請者と直接調整し、日程、場所を決定し実施する。
合否通知
日本ボート協会にて協議し、決定後、速やかに選考結果を文書にて適宜の方法にて通知する
指定選手候補に認定された選手の取り扱いと認定期間
取り扱い
認定された選手は「JARAパラローイング委員会選手選考規定」における「地域育成選手」に準じた扱いとし、国内練習会、国内合宿、海外派遣は原則として自費での参加となる。地域助成など個人に対して行われる助成金の使用を当委員会は妨げない。詳細な取り扱いは原則として「JARAパラローイング委員会 選手選考に関する規定」が適応されるので各自確認すること。
当該選手が2021年度育成指定選手要件を満たした場合は、その時点から2021年度育成指定選手として取り扱いが変更される。ただし別途、インドアローイングマシン2000mタイムと協会指定選手申込書の提出が必要となる。
※2021年度育成指定選手要件は下記HP内中段下部
https://www.jara.or.jp/para/current/kyoka0811.html
認定終了日までに強化指定選手、育成指定選手に選出された場合、日本代表クルーに選出された場合は新しい選手区分を適用・準用する等、取り扱いを変更することがある。
認定期間
認定開始日は本制度公表日以降、実施した選考によって認定された日からとする。
認定終了日は原則2022年3月31日までとする。
5.注意事項・補足事項
- 本制度は継続して2024年パリパラリンピックまで強化活動に参加できる選手が対象となる
- 協会指定選手と取り扱いは異なるため、強化活動参加には各自の努力が必要となることを理解すること
- 対象選手区分・漕手ⅱ:ジャパン・ライジング・スタープロジェクト、地方自治体主催パラ選手発掘プログラム等にて発掘されサポートされている者が本制度を利用し強化活動に参加する場合は、原則、ジャパン・ライジング・スタープロジェクト、地方自治体主催パラ選手発掘プログラム等が優先されるため、関係各位との日程調整・理解を得ること
- 本制度にて選出された選手は協会所有艇などの用具の貸し出し対象とする
- 未成年者は保護者の同意が必要となるため、申請時に必ず事務局に申し出ること
- 過去に当委員会協会指定選手として活動していた者も本選考に申し込みできる
- 申し込み時点で公益社団法人日本ボート協会の選手登録者ではない者は早期に所属団体を見つける努力をすること。これに関し、当委員会のサポートを受けたい場合は申し込み時に申し出ること
以上