公益社団法人日本ボート協会

Japan Rowing Association

NTC競技別強化拠点NTC FOR ROWING

NTC競技別強化拠点 戸田ナショナルトレーニングセンター(T-NTC)便り

2013年03月13日
NTC競技別強化拠点
戸田ナショナルトレーニングセンター(T-NTC)便り No.33
1.日時
2013 年3月1 日(金)~3 月3 日(日)
2.場所
味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)
国立スポーツ科学センター(JISS)
ナショナルトレーニングセンター競技別強化拠点(戸田NTC)
3. 事業
『第1回ナショナルタレント発掘(NTID)プログラムの施行に向けたパイロットスタディによる信頼性、妥当性、実用性の検討』
4.主催
独立行政法人日本スポーツ振興センター(JSC)
※本事業は、JSCが、文部科学省委託事業『メダルポテンシャルアスリート育成システム構築事業』の一環で実施したものである。
5.対象
本事業への適正検証に関心を持つ地域のアスリート(12-14歳)30名(男子15名、女子15名)
6.内容
3/1(金) 17:00集合・開講式
自己紹介・ゲーム(自主性や戦略性などの評価)
3/2(土) 午前 一般運動能力テスト
午後 専門運動能力テスト
夜  ゲーム(評価)
3/3(日) 戸田NTCに移動
09:00~09:20 エルゴ
09:30~10:50 バランスチェック等のエクササイズ
11:00~12:00 エルゴ1000mTT
14:00~ NTCに戻り閉講式

戸田ナショナルトレーニングセンターを管轄しているJSC(日本スポーツ振興センター)では今年度文部科学省から 「メダルポテンシャルアスリート育成システム構築事業」を受託し、様々な活動を行っている。 この事業は「メダル獲得の潜在力を有するアスリート数」の増加を目的とした育成システム構築を目的としており、 その一つとして、全国規模でのタレント発掘・育成プログラムの実施を検討している。

今回はその本格実施の前に、プログラムの信頼性や妥当性、実用性を検討するためのパイロットスタディとして、 現在各地域で実施されている地域タレント発掘・育成事業の受講生を対象に、 ボートと女子7人制ラグビーに焦点をあてた模擬タレント発掘プログラムを実施した。

1日目、2日目と味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)、国立スポーツ科学センター(JISS)で様々なテストを行った後、 3日目はボート競技希望者が戸田NTCを訪れ、トレーニングルームでプログラムを実施した。 今回の事業において、JSCからNF(JARA)に協力依頼があり、医科学委員会から澁谷顕一氏(以前にJISS所属)、 U19担当コーチ/大林邦彦氏、全国高体連強化委員長/稲垣善彦氏、小浜水産高校教諭/枡田宏氏、 指導者育成委員会/野村雅彦氏、戸田NTCディレクター/長内暢春氏が参加した。

今回は本格的なタレント発掘事業ではなく、あくまでパイロットスタディであったが、 今後こうした事業を通して優秀なタレントを発掘できる可能性が大いにみえた。 このパイロットスタディに協力する中で、日本ボート協会としても多くの気づきがあり、 今後本格的に取り組んでいけるよう、検討を始める必要性を感じた。

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エルゴのしくみとローイングの動きを指導するスタッフとアスリート達。写真左から渋谷氏、枡田氏、野村氏。

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インラインランジテスト 股関節のモビリティ、下肢の柔軟性、足・膝関節のスタビリティを評価する長内氏。

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足振りグルグル。ボディバランスと体幹のスタビリティを診るコーディネーションテスト前の事前練習風景。

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最終プログラム1000mのタイムトライアルテストに挑むアスリートたち。右は稲垣氏。