日本ボート協会JARA
全国のオアズパーソンへの手紙(第65信)
2018年1月5日
日本ボート協会会長
大久保 尚武
日本ボート協会会長
大久保 尚武
明けましておめでとうございます。
元日の朝、今年も初日の出を拝みに湘南海岸まで足をはこびました。雲ひとつない日本晴れで波もまったくなく、サーファーがひとりもいない奇妙な湘南の海でした。7合目あたりまで雪をかぶった富士山は、さすが堂々たる姿で「霊峰」の名に恥じません。6時50分頃、強い輝きを放ちながら初日がポッと三浦半島の向こうに顔を出します。2~3分でオレンジに輝く全身をあらわし思いがけないスピードで昇っていくのに驚きます。何の宗教心も持たないわたしですが、初日の出を拝む時だけは敬虔な気持ちになり、心から手を合わせます。
2018年が明けました。年賀状で、本当に多くの人が「いよいよオリンピックも近づきましたね、健闘を祈ります」といった一言を書き添えてくれています。
ギザビエ体制も3年目に入りました。そろそろ結果を見たいと思っている人も多いと思いますが、いやいやまだあわてることはない、わたしはそう考えます。
ギザビエ式トレーニングは本当に厳しい。この厳しい練習を3年、5年と続けなくては世界と伍して戦うレベルに達しないのだという「厳しい現実」が、わたしもようやく分かってきました。その意味で、選手たちが日々の厳しい練習に打ち込む姿をしっかりと見ていきたいと思います。選手とコーチを信じてこの1年、しっかりしたバックアップ体制を固めたいと考えています。
全国のオアズパーソンの皆さん、皆さんとの連携、皆さんとの協力なしには日本ボート界の革新は不可能です。
今年もなにとぞよろしくお願いいたします。
以上