最も速い選手を的確に日本代表選手に選考することを目的とし、以下のとおり「再チャレンジ制度」の導入を図ることといたしたいと考えます。

1．目的

オリンピック競技大会におけるメダル獲得が最大の目標である日本ボート界にとって、日本代表選考会により最も速い選手を確実に選考することが重要なことです。これまでも、様々な視点でその方法が模索されてきましたが、今回、2014年日本代表選考において、最終選考の過程までの間、日本代表への再チャレンジを可能とする制度を試行することといたします。

本制度は、12月、1月、2月の合宿に参加し、次回選考合宿への参加を承認されなかった選手、および、選考合宿に何らかの理由により参加できなかった選手を対象に、一定基準を満たすことを条件に再チャレンジする機会（回数制限なし、3月の最終選考合宿まで）を提供するものです。

2．選考合宿参加のための条件

再チャレンジを希望する選手は、所定のエルゴメータテストを行い、強化委員会へ報告してください。強化委員会がそれまでの水上トレーニングの記録等も考慮に入れ（水上スピードが明らかに異なり、かつ、同程度のエルゴスコアの選手がいた場合、水上スピードの優れている申請者を優先します）、各カテゴリー最大5名まで再チャレンジすることを許可します。また、再チャレンジにより次回合宿を許可されなかった選手、及び、それまでの選考合宿へ参加していなかった選手も、その翌月の選考合宿へ再チャレンジを行うことができます。最終的に日本代表選手が決定するまで、この再チャレンジ制度は継続する予定です。

3．エルゴメータテスト

エルゴメータテストは3日もしくは4日間にわたり、表１のスケジュールで行うこと。備考欄にある各スコアをまとめて報告してください。（写真の添付は必要ありません）

表１．エルゴメータテスト　スケジュール

テスト	実施日	備考
10秒	1日目	Peak Wattsを報告、Drag Factor 200推奨
6000m	1日目	平均Wattsを報告、Drag Factor指定なし
2000m	2日目	平均Wattsを報告、Drag Factor指定なし
60秒	2日目 or 3日目	平均Wattsを報告、Drag Factor指定なし
60分	3日目 or 4日目	平均Wattsを報告、Drag Factor指定なし

4.再チャレンジ測定期間

再チャレンジ申請期限まで。特別な事情でこの期間に測定できなかった場合はその旨を書き添え、再チャレンジ申請期限からさかのぼり半年以内の記録を送付してください。

5.使用機器

Conceprt II社製　（整備済のこと）

6.測定場所、立会

測定場所は実施者が定め、監督またはコーチが立ち会い行うこと。

7.再チャレンジ申請方法

次回の選考合宿開始予定日の14日前までに強化委員会宛に再チャレンジ申請書をメールで送付してください。

8.再チャレンジ結果

再チャレンジ結果は各申請者に次回の選考合宿開始予定日の7日前までに連絡します。