公益社団法人日本ボート協会

Japan Rowing Association

インフォメーションINFORMATION

内部通報制度の導入について

平成25年2月20日
日本ボート協会理事長
木村 新
ボート競技者とボート競技関係者の皆様へ

柔道の女子選手が指導者の暴力行為を告発した件に端を発して、 スポーツ選手等に対する暴力行為及びハラスメントの問題が日本スポーツ界を揺るがす事態にまで発展しています。

ボート競技界においては、過去・現在ともに暴力による指導は皆無であると確信しております。 しかしながら、時代の流れにともなって、現在の指導者は、指導の現場においても、暴力行為はもちろん、 セクシャルハラスメント、パワーハラスメント等の定義・内容やこれらが許されない理由やその背景までも正確に理解したうえで、 競技者の指導に当たることが求められています。

日本ボート協会では、弁護士資格を有する役員2名を中心に暴力やハラスメントを未然に防止するための仕組みづくりを検討・協議してきました。 その結果、指導者への啓蒙等に止まらず、日本オリンピック協会(JOC)や関係官庁の指導に先立って、 内部通報(ホットライン)制度を積極的に導入することにしました。

本制度導入によって、より一層適正な練習環境等が確保され、皆様のボート競技力が一層向上するよう願っております。

【事務局より】

内容については、添付の「内部通報制度の概要」に記載のとおりです。

日本ボート協会理事の鈴木仁(すずき・じん)弁護士を通報・相談の窓口とし、 不正行為を受けた本人及び関係者は、電話・メール・面会などの方法で相談ができます。 通報の対象とされた個人や団体は本会コンプライアンス委員会の調査に協力していただくことになります。 言うまでもなく、通報者は通報や相談をしたことによるいかなる不利益も受けません。

さらに、通報に関する本会の処分等に関しては、本会裁定委員会への不服申立も出来ます。

なお、通報者がメールアドレスや携帯電話番号などの連絡先を明らかにすれば、匿名でも相談が可能です。 また、メールによる通報等の場合は、迷惑メールと区別するため、 メールの件名として「通報窓口御中」「コンプライアンス担当理事殿」などを付していただくようお願いいたします。

  • ※ 本制度については、2月15日開催の日本ボート協会の業務執行会議で承認されました。 関係規定等の整備・発効については、3月15日開催予定の定例理事会の承認決議を必要としますが、 案件の重要性に鑑み、それに先行して本日2月20日より本制度を実際に開始します。
  • ※ 本件に関するお問い合わせは、日本ボート協会事務局(TEL03-3481-2326)にお願いいたします。