本事故に関しまして、調査報告書を作成したのでご報告します。

本件は、一度に多数の艇が転覆したこと、また社会的に大きく注目されたことから、 日本ボート協会は参加全選手を含む関係者からのヒアリングや取得資料をもとに、専門的立場から検証を行いました。 この検証の目的は、当該事故の経験を広くボート関係者で共有し、全国の水域、登録団体での類似事故を未然に防止し、 また万一発生した場合にも被害を最小限にとどめることにあります。趣旨ご理解のうえご活用下さるようお願い致します。

なお、事案の性質上、配布等につきましては以下の通りとします。 個人情報等は含まれていませんが取扱いにはご配慮をお願い致します。

1. 「報告書・概略版」は「ROWING・518号」（7/23配本開始）に掲載致します。
2. 「報告書・詳細版」は都道府県ボート協会安全担当者およびセフティアドバイザー宛に送付致します。

※各水域や団体などにおける安全講習会や安全施策検討のため「報告書・詳細版」の入手を希望する場合はJARA事務局にご連絡下さい。

今回の事故に関しましては、先日関係者より状況のヒアリングを行いました。

また、関係艇が多数であり正確な全体状況把握のため、 各選手への事故状況アンケートを関係団体と協力し実施して行く予定です。

今後、この結果も加えて事故原因の解明と再発防止の徹底についての検討を進め、 2月下旬を目途に報告書を公表したいと考えております。

今回の事故に関し、各方面の方々にご心配をおかけしまたことを深くお詫び申し上げます。本会といたしましては、重大な事故と受け止め、発生時の原因を十分に調査し、今後同様の事故が発生しないよう全力で取り組んでまいりたいと存じます。