公益社団法人日本ボート協会

Japan Rowing Association

インフォメーションINFORMATION

冬季トレーニング・シーズンを迎え、「安全」の再点検を!

2009年11月09日
安全・環境委員会

2009年度上期(4~9月)に各都道府県のセーフティーアドバイザー等から報告されたアクシデント・レポートの状況をお知らせいたします。

概況

上期(4~9月)アクシデント・レポートの状況について

レポートの件数(9件)は、例年並みですが、以下のような特徴が伺えます。

  1. 中学生の事故事例 が件数・発生比率ともに増加・・・3件
  2. 日常活動(通常練習中)ではなく、大会運営中の事故事例 が多い・・・6件

(参考)アクシデント・レポート提出状況

2007年度 2008年度 2009年度
9件 (13件) 10件 (15件) 9件
  • *1) ( )内数値は年間のレポート件数。
  • *2) 中学生の事故事例(年間)は、07年度―ゼロ、08年度―2件

事故事例(レポート一覧参照)の中には一歩間違えば重大な事故になる可能性があったものも含まれており、 今一度、事故事例を俯瞰しつつ、 (1)ヒールストラップ装着の徹底 、 日本ボート協会策定の「大会開催時の安全に関するガイドライン」(2006年6月)を再確認し、 (2)大会運営における航行ルールの明確化と周知徹底 など、 各水域の一層の安全向上への取り組みの契機としていただければ幸いです。

冬季トレーニング・シーズンを迎えての「安全」点検の実施について

ボート活動は自然の中で行うことから、これからの冬場は水温の低下や気候の面で厳しくなり、 夏場とは違った注意が必要になります。救命具の装着、救助艇の伴走、 冷水中での沈・転覆時の対応、安全および緊急体制等、 各水域・各団体での「安全」点検を実施願います。