大会情報RACE INFORMATION
SARS対策でボート国際大会中止決定のお知らせ
社団法人日本ボート協会 会長 佐野 主税
日頃から日本ボート競技に対しましては、ご理解を賜り感謝申し上げます。
SARS(重症急性呼吸器症候群)への対応は、国をあげての防御作戦が展開されており ますが、国際大会開催の準備を進めておりました私ども日本ボート協会といたしまして も、きわめて深刻に受け止めております。
SARSへの対応
5月21日(水)に開催されました、日本ボート協会の理事会におきまして、下記の決定 をいたしましたので、お知らせ申し上げます。
- 1.全日本軽量級選手権(ジャパン・カップ)の国際オープン化を中止する
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- 7月4日(金)から6日(日)までに開催予定の第25回全日本軽量級選手権大会は、 本年より国際オープン競技として、2005年に日本で開催する世界選手権のプレ大会 「ジャパン・カップ」と位置づけて準備を進めておりましたが、 SARSへの対応として、外国選手参加を見合わせていただくことにいたします。
- すでに香港、タイ、台湾の3力国からエントリー申し込みがきておりますが、 直ちに国際オープン化中止の趣旨をお知らせいたしました。
- なお、この決定は本年度のことであり、来年度は国際オープン化の 「ジャパン・カップ」としてプレ大会を兼ねて開催する予定です。
- 本年度の第25回全日本軽量級選手権大会は予定通りの開催となります。
- 2.アジア選手権、アジアジュニア選手権派遣は今後対応する
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- アジアボート選手権大会は9月に中国・広東で開催予定であり、またアジアジュニアボート選手権大会は11月に香港で開催予定です。
- これらの大会に派遣する代表選手の国内選考会は6月13日~15日に開催する第1回全日本ジュニア選手権大会と、 6月21・22日の選考会で選考する予定ですが、実際の派遣はSARSの状況により中止もあり得ることを条件として、 選考することといたします。
- したがって、6月に代表選手の選考は行いますが、今後SARS流行が沈静化しない場合は、選手の派遣を中止する方向です。
なお、世界選手権、ワールドカップなど、ヨーロッパで実施される国際大会への参加については、 代表選手を決定しておりますが、情勢を慎重に考慮している最中です。