第36回全国インドアローイング静岡県B大会


2023(令和5)年12月16日(土)に「第36回全国インドアローイング静岡県B大会」をさまざまな年代の選手約200人のエントリーを受けて開催しました(主管:静岡県ボート協会)。

静岡県B大会は、例年、東西2会場に分かれて開催しています。今年の西部大会は春のような陽気に包まれた新居高で、 東部大会は前日までの暖かさが一変し師走らしい冷え込みと暴風に見舞われた沼津東高の艇庫で行いました。

第36回全国インドアローイング静岡県B大会
窓が開けられない中、指導者も参加して熱戦が繰り広げられた東部会場

東部会場では、普段別々の水域で練習する2校がお互いの選手へ声を出して応援し、 とても良い雰囲気で測定を行うことができた。近年はコロナ禍により声を出した応援ができなかったため久々に活気ある光景となりました。 選手たちは普段経験したことのない声援の中での測定に「応援がありとても緊張した。自分のレベルがわかり、次の目標ができた」と感想を述べ、 今後の練習のモチベーションにもつながったようです。

第36回全国インドアローイング静岡県B大会
11歳から50過ぎまで、約150人が熱線を繰り広げた西部会場

西部会場は、残念ながらトラブルからスクリーンへのレース状況の投影ができませんでしたが、コロナ禍以前の形式で開催ができました。 ただ、応援をする選手全員の視線が選手たちへと集中し、各選手への熱い声援がレースの背中を押し、 自己ベストを更新する選手が多数出る結果につながりました。 組合せも性別・年代別に細分することなく、エントリータイム順に組み合わせたことで、 選手同士の「競い合う気持ち」が高まった様子で、会場の雰囲気はおおいに盛り上がりました。

今回は中高生が参加選手の大半を占めましたが、佐鳴会BCから小学生、静岡大や、滋賀県の瀬田川から龍谷大といった大学生の遠征参加もあり、 西部会場を大いに盛り上げてくれました。

オフシーズンに入り、各所属の単独での活動がメインとなる中で、西部・東部での直接交流はできませんでしたが、 各会場で他校や他団体との交流ができ、お互いに良い刺激を得ることができ、今後はオンラインで開催する方法も検討できるのではないかは思いました。

互いが顔を突き合わせ競り合い盛り上がる本大会に、今後の静岡県のローイングに可能性を感じています。
【静岡県ボート協会 金子良隆】

大会結果は次Web参照。
男子:https://www.jara.or.jp/mr/current/2023B_sizuoka_M.html
女子:https://www.jara.or.jp/mr/current/2023B_sizuoka_F.html