オリンピック代表の野口紀子さんら、聖火リレーに参加


2021(令和3)年6月10日(木)、1996アトランタオリンピックの女子軽量級ダブルスカルに出場した野口紀子さんが、 母校の先輩である平田良子さんとともに「田名部高校ボート部出身チーム」として、 東京2020オリンピックの聖火ランナーを務めました(日本ボート協会)。

オリンピック代表の野口紀子さんら、聖火リレーに参加
トーチを手に笑顔で応える野口紀子さん(写真左)

野口さんのコメント

生まれ故郷の青森県むつ市での聖火リレーは、実施直前に公道での実施を中止との発表があり、 地元に聖火を灯すこととはならず、計画されていたダブルスカルでのリレーも、幻となりましたが、 代替措置として、公道でのリレーを中止したむつ市を含む10市町村110名のランナーが、 30mずつリレーするトーチキスイベントの実施となりました。

オリンピック代表の野口紀子さんら、聖火リレーに参加
笑顔でトーチキスを行う平田良子さん(写真左)


当日は、無観客にて行われ、限られた数のリレー走者の家族と、 運営スタッフのみが会場で見守ることとなりましたが、思いのほか、温かく和やかな空気に包まれたものになりました。 また、運営スタッフの方々からの温かい励ましをいただき、皆それぞれに一旦は中止の方向から、 縮小でもイベントができる喜びをもって臨んだことからか、本当であれば、 会うはずのない他の市町村のランナー同士、気持ちが通い合って会場の一体感が生まれたのではないかと感じています。 さまざまに対策を講じる努力と工夫によって開催できたことに、関係者の皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。

オリンピック代表の野口紀子さんら、聖火リレーに参加
トーチを手に笑顔で応える平田良子さん(写真右)


私たちは、グループランナーとして、一区間を半分ずつ分け合って次のランナーへ繋ぎました。
一人は短い距離になりますが、分け合うことで、喜びは2倍に広がったと感じています。

今回叶わなかった夢もありましたが、いつか次の世代の子どもたちが叶えてくれると信じて、未来につながるリレーができたと、大きな喜びに変わりました。

さまざまな思いで繋がれた聖火が、東京の空を照らし、世界の希望の灯りになることを、心から祈っています。



オリンピック開催まで30日あまり。
パラリンピック開催まで60日あまり。
日本代表クルーの皆さんも、今は準備の真っ最中かと思います。夢の舞台での活躍を応援しています。

みんなで応援しましょう!


聖火リレーの詳細はこちら
https://tokyo2020.org/ja/torch/
聖火リレーの動画視聴はこちら
https://sports.nhk.or.jp/olympic/torch/runners/u74ouk8u/