2022(令和4)年1月15日(土)に、愛知県ボート協会としては初の試みとなる、オンラインによるインドアローイング大会を開催いたしました。 新型コロナウイルス蔓延を鑑み、対面での大会開催に代えて行ったもので、Concept2社の“Erg Race Online”というアプリを使用し、ZOOMで遠隔の参加者同士をつなげながらの、まさに最先端の大会となりました。
ライブビュー機能の様子(参加者全員がスマホで共有)
大会前の昨年2021(令和3)年10月には、事前準備として加盟団体有志によるデモ大会を実施したところ、 「アプリとエルゴを接続できない」、「Wi-Fi電波が弱い」など、オンラインならではの問題が勃発しました。
大会当日にトラブルが生じず、スムーズな大会進行できるようにするには、ネットワーク環境を可能な限り整備することが最も重要と考えました。 そのために「オンライン参加方法マニュアル」を作成しました。 内容は、スマートフォンのアプリインストールやエルゴメーターに付属するパフォーマンスモニター(PM5推奨)の設定方法、およびZoomへの接続方法などです。 さらにYouTubeに自作動画を載せて視覚的にもわかるように心がけたり、Concept2社のホームページのマニュアルも活用しました。
このマニュアルを、あらかじめ関係団体へ配付し、 参加者にも愛知県ボート協会公式ホームページ を通じて事前に配信しました。
大会運営側も初の試みということもあって、当然失敗したくありません。そこで念には念を入れて、 e-mailなどで参加者へスマートフォンのアプリのインストール状況とパフォーマンスモニターの設定状況を事前確認しました。 また、デモ大会と称して数回のリモート接続、アプリとの連動、Zoomの連携などの状況を確認し、大会当日も、早めに、 各拠点とのZoom接続状態を確認し、トラブルのないスムーズな大会進行となるよう、入念に準備しました。
大会要項を公式ホームページに掲載するとともに、関係諸団体へ連絡、加えてLine公式アカウントのよるメッセージ配信で広く呼びかけました。 その結果、大会までに約1ヵ月という短期間の呼びかけながら多くの参加応募をいただきました。
ZOOMをつなぎながらレースをするサテライト会場の参加者
県外(鹿児島県)からの団体を含め、高校生を中心として3団体、39人が参加、若き選手たちによる白熱のレースが繰り広げられ、 タイムを競う模様を可視化したライブビュー機能がさらに熱狂を生みました。
試行錯誤の中、関係者の皆様のおかげで無事に大会を終えられたことを厚く御礼申し上げます。 今後は接続環境などテクニカル面の問題を解消しながら、東海地区に限らず、より多くの方々が気軽に参加できるオンライン大会を目指して参ります。
【愛知県ボート協会 加納 嘉乃(中部学生ボート連盟 強化部)】
大会の様子は下記YouTubeのリンク・QRコードよりご確認いただけます。
https://youtu.be/qxkUl3dcgyM
大会結果は愛知県ボート協会公式ホームページおよびLine公式アカウントよりご確認いただけます。
https://www.aichi-rowing.com/
愛知県ボート協会Line公式アカウント
https://lin.ee/H0JDRQy