2020(令和2)年11月15日(日)に茨城県行方市麻生の霞ヶ浦の湖畔で茨城県ボート協会によるCoastal Rowing体験試乗会が開催されました(主催:茨城県ボート協会)。
この試乗会は、2024パリオリンピックのボート競技の新種目として、国際ボート連盟(World Rowing)が導入を目指している コースタルローイングについて周知を図るために実施されました。
あそう温泉「白帆の湯」前の砂浜、及び水面を会場として、市民や首都圏から訪れた家族連れなどが参加し、コースタルローイングを体験しました。
試乗に先立ち、陸上において、茨城県ボート協会のメンバーが参加者に対してエルゴを使用してローイングの基本を指導した後、
指導者とともに砂浜からダブルスカルに乗艇し、沖合250mの位置に設置したブイ(ビーチスプリントコースを想定)を転回して、
砂浜に戻る区間で乗艇しました。
参加者からは、「とても優しく教えてもらえて、息が合うとあっという間に進んで面白かった」と感想を述べ、
試乗会としては大成功だったと思います。茨城県ボート協会は、日本ボート協会が所有する二人乗りのコースタル艇(C2x)を3艇保管・管理しており、
毎週土曜日には、潮来市漕艇場艇庫「あめんぼ」で体験試乗を行うなど、
多くの人にコースタルローイングという種目があることを知ってもらうと、コースタルローイングの普及に取り組んでいます。
茨城県ボート協会は、霞ヶ浦湖畔でのコースタルローイング大会の開催を目指しており、 今後、関係する地方自治体や当地を拠点とする麻生ヨットクラブなどと協議・調整を行うとのことです。
なお今回の試乗会の開催にあたって、麻生ヨットクラブ、法政大学モーターボート・水上スキー部の皆様に、 モーターボートを出していただくなど、ご支援・ご協力をいただきました。
【日本ボート協会 コースタルローイング委員 隈元 幸治】
当日模様の動画はこちら(茨城新聞youtube)
https://youtu.be/5Rvkt_d0XXw