第47回全日本大学選手権大会


2020(令和2)年10月22日(木)~25日(日)の4日間、埼玉県の戸田ボートコースで「第47回全日本大学選手権大会(インカレ)」を開催しました。 本大会は無観客で行い、例年同時開催しているオックスフォード盾レガッタを中止(約400人減)、 全日本大学選手権の選手数は例年比2割減の約800人で実施しました(主催:日本ボート協会、共催:大学スポーツ協会(UNIVAS))。

第47回全日本大学選手権大会
4日間、全レースともインターネット中継が行われた

今回は無観客で行い、予選第1レースから全レースをインターネット中継を行いました。 またUNIVAS LIVEでは、決勝のみ、日本代表チームの吉田理子コーチ、 米川志保選手(トヨタ自動車所属、愛知県立旭丘高-早稲田大)、古田直輝選手(NTT東日本所属、鳥取県立米子工業高-明治大)がレース解説をしました。

JARA Channel:
https://www.youtube.com/channel/UCLZeEDukreL74mPy68-5Klw

UNIVAS LIVE:
https://www.univas.jp/article/19440/

これまでWebではシングルスカル種目しか選手氏名を表示できませんでした。 これを本大会から全種目とも各クルーの選手氏名をWeb表示できるように改善しました。

全クルー選手氏名表示、及び全レース結果
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◆総合優勝
男子・仙台大、女子・早稲田大

全日本大学選手権は、男女総合優勝を争っており、1位は5点、2位は3点、3位は2点、4位が1点を獲得します。 男子総合優勝は男子エイト初優勝を含む2種目で1位となった仙台大(2年連続2回目)です。 女子総合優勝は3種目で1位となった早稲田大(3年連続17回目)でした。

総合順位・総合得点
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◆女子種目
女子シングルスカル優勝・早稲田大(茂内さくら)

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絶対勝ちたいという気持ちで望みました。結果が付いてきてよかったです。最初出られることはわかっていたので、粘って粘って勝ちきろうと思っていました。大学に入ってからはじめてのシングルでのインカレのレースでしたが、周りの人に支えられて優勝できました。

第47回全日本大学選手権大会
W1x 優勝:早稲田大・茂内さくら(8分11秒60)
第47回全日本大学選手権大会
優勝:早稲田大・茂内さくら(秋田県立秋田高)


女子ダブルスカル優勝・早稲田大

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ほっとしました。ずっと立教大と並んで競っている状態でした。 そこで、我慢比べには絶対負けないという気持ちをもって最後まで戦えたかなと思います。 今年は目標にしていた大会がなくなってしまって難しいシーズンでしたが、 最後にこの結果を出すことができました。やりきった、と言えると思います。

第47回全日本大学選手権大会
W2x優勝:早稲田大(7分32秒64、ストローク:武井愛奈、バウ:松井友理乃)
第47回全日本大学選手権大会
武井愛奈(長野県諏訪清陵高-下諏訪町立下諏訪中)、松井友理乃(愛媛県立今治西高)


女子舵手なしペア優勝・立命館大

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大学として女子舵手つきフォアも決勝に進んでいるので、良い感じに次(女子舵手つきフォア決勝レース)につなげたと思います。 予選のときからスタートがうまくいかなかったのですが、決勝ではうまく決めることができました。 そこからレース全体がうまくいったと思います。

第47回全日本大学選手権大会
W2-優勝:立命館大(7分45秒30、ストローク:福原萌意、バウ:西彩里佐)
第47回全日本大学選手権大会
福原萌意(広島県立廿日市高)、西彩里佐(愛媛県立今治南高)


女子クオドルプル優勝・早稲田大

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優勝できて安心しました。早稲田大学としてはシングルとダブルが優勝という形でつないでくれていたので。 4年生にとっては最後の大会でした。最後まで諦めずに全力で漕ぐことができました。 500mで一艇身出て余裕を持って漕ぐというプランを想定していたのですが、逆に追いかける展開になってしまいました。 でも1500mあたりから、”早稲女(ワセジョ)”らしいスパートができました。

第47回全日本大学選手権大会
W4x優勝:早稲田大(6分48秒07、ストローク:安井咲智、3番:宇都宮沙紀、2番:宇野聡恵、バウ:藤田彩也香)
第47回全日本大学選手権大会
安井咲智(東京都立小松川高)、宇都宮沙紀(愛媛県立今治西高)、宇野聡恵(大分県立日田高)、藤田彩也香(東京都立小松川高)


女子舵手つきフォア優勝・立命館大

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これまでの練習ではうまくいかないことも多かった数週間だったのですが、結果につなげることができました。 クルーの下級生にとっては、これがとても良い経験になるだろうという意味で、本当に良いレースができました。 3連覇を達成することができて良かったです。

第47回全日本大学選手権大会
W4+優勝:立命館大(7分17秒86、Cox:可児晴美、ストローク:志賀早耶香、3番:松田京子、2番:鈴木伶奈、バウ:池田有里)
第47回全日本大学選手権大会
可児晴美(岐阜県立加茂高)、志賀早耶香(福井県立美方高-美浜町立美浜中)、松田京子(東京都・成立学園高-北九州RC)、鈴木伶奈(山形県立酒田光陵高)、池田有里(山形県立酒田南高)


◆男子種目
男子シングルスカル優勝・仙台大(福井 康)

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インカレに出るのは初めてでした(昨年まで東レ滋賀に所属)。スタートから1000mまではうまくいったのですが、 それ以降はコンディションにうまく対応できませんでした。課題も多いレースでした。 次につながる良い大会になったと思います。

第47回全日本大学選手権大会
M1x優勝:仙台大・福井康(7分12秒58、東レ滋賀-兵庫県立洲本実業高)


男子ダブルスカル優勝・富山国際大

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レースはかなり苦しい展開でした。 中盤からは2人の漕ぎが合ってきて、今まで一番気持ちよく漕げました。 去年、一昨年と同じクルーで出場していたのですが、どちらも2位止まりでした。 だから今年は意地でも勝ってやろうという気持ちで挑んでいました。

第47回全日本大学選手権大会
M2x優勝:富山国際大(6分39秒15、ストローク:柘植実、バウ:木村竜暉)
第47回全日本大学選手権大会
柘植実(岐阜県・美濃加茂高)、木村竜暉(愛媛県立今治西高)


男子舵手なしペア優勝・京都大

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2週間前の全日本選手権ではNTT東日本に負けて2位でした。その雪辱を晴らせたと思います。 レースでは、仙台大と競ることを想定していました。 スタートで出ることができても、中盤からは競るだろうと思っていたので、 中盤以降でスピードを維持するレースプランがうまくいきました。

第47回全日本大学選手権大会
M2-優勝:京都大(6分57秒15、ストローク:山田紘暉、バウ:若林陸)
第47回全日本大学選手権大会
山田紘暉(静岡県立浜松北高-浜松市立入野中)、若林陸(埼玉県立川越高)


男子舵手なしクォドルプル優勝・日本大

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レース序盤は明治大学に出られることを想定して準備していました。 750mあたりから、漕ぎが小さくならないように大きく漕ぐことを意識するようにしました。 そのおかげで、その後のコンスタントで伸ばすことができました。 心にゆとりを持ってラストスパートに持って行くことができました。 満足できるレース内容だったと思います。

第47回全日本大学選手権大会
M4x優勝:日本大(6分05秒86、ストローク:今井東吉郎、3番:氏原大舜、2番:木村太一、バウ:鈴木柾希)
第47回全日本大学選手権大会
今井東吉郎(埼玉県立浦和商業高-SARA(埼玉県ボート協会))、氏原大舜(静岡県立浜松湖南高-浜松市立入野中)、木村太一(千葉県立小見川高-香取市立小見川中)、鈴木柾希(静岡県立浜松大平台高)


男子舵手なしフォア優勝・立教大

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レースプランは先行逃げ切りでした。スタートをしっかり決めて、500mあたりからはもう逃げ切ろうと。 でもうまくいかなくて相手に出られてしまいました。 ただ中盤からも自分たちは強いという自信もあったので、 最後まで自分たちの漕ぎができてラストスパートで刺し抜くことができました。

第47回全日本大学選手権大会
M4-優勝:立教大(6分21秒58、ストローク:山口恭平、3番:橋本太一、2番:若濵健太、バウ:松藤照日子(てるひこ))
第47回全日本大学選手権大会
山口恭平(島根県立松江東高)、橋本太一(高知県立土佐高)、若濵健太(大阪府・清風高-清風中)、松藤照日子(東京都・玉川学園高)


男子舵手つきフォア優勝・中央大

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前半からしっかり攻めて攻めまくって、水をあけていこうと決めていました。 途中、詰められてしんどいところもありましたが、そのタイミングでみんなでうまくまとまることができました。 その後のラストスパートで突き放すことができて良かったです。

第47回全日本大学選手権大会
M4+優勝:中央大(6分32秒36、Cox:星逸人、ストローク:永井嵩士、3番:小野祐樹、2番:仲川耕平、バウ:中曽根祐太)
第47回全日本大学選手権大会
星逸人(東京都・中央大学杉並高)、永井嵩士(山梨県立富士河口湖高-富士河口湖町立河口湖北中)、小野祐樹(山梨県立吉田高)、仲川耕平(東京都・日本大学鶴ケ丘高-隅田川RC)、中曽根祐太(東京都立小松川高)


男子エイト優勝・仙台大

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ずっとエイトで優勝することが夢で、ずっとここを目指してやってきました。最高の気持ちです。 スタートからしっかり前に出て、これまで培ってきたパフォーマンスを出すことができました。 自分らが動くのではなくて船が動いて、自分らが動いたぶん船が動いて、という漕ぎができました。

第47回全日本大学選手権大会
M8+優勝:仙台大(5分49秒04、Cox:立野陸、ストローク:村野滉太郎、7番:一瀬卓也、6番:横尾剛士、5番:岸本健吾、4番:小沢源、3番:信夫涼、2番:阿部亮平、バウ:佐藤大也)
第47回全日本大学選手権大会
立野陸(愛知県立猿投農林高)、村野滉太郎(栃木県立佐野高)、一瀬卓也(長崎県立長崎明誠高)、横尾剛士(長崎県立長崎明誠高)、岸本健吾(福井県立美方高)、小沢源(福島県立西会津高)、信夫涼(岩手県立宮古高)阿部亮平(愛媛県立今治南高)、佐藤大也(秋田県立本荘高-由利本荘市立本荘南中)


【リポーター:石阪友貴】【写真撮影:山本薫、宅島正二】

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◆団体総合ランキング

『全日本大学選手権 団体総合ランキング』は2014(平成26)年度に算出方法を含めて確立したものです。 特長は「総合順位・総合得点」と異なり、各種目の配点が選手数に比例している点です(例:8+ 優勝= 450 点、2 ×優勝= 100 点)。 各報告書の参考データとしてご活用ください。

男子Rank 男子団体名 男子得点 女子Rank 女子団体名 女子得点
1位 仙台大 970点 1位 早稲田大 549点
2位 日本大 662点 2位 立命館大 357点
3位 明治大 591点 3位 明治大 354点
4位 立教大 556点 4位 立教大 285点
5位 慶應義塾大 542点 5位 中央大 198点
6位 早稲田大 527点 6位 仙台大 158点
7位 日本体育大 289点 7位 日本体育大 155点
8位 富山国際大 285点 8位 法政大 148点
9位 京都大 232点 9位 一橋大 138点
10位 中央大 203点 10位 同志社大 123点
11位 一橋大 200点 11位 富山国際大 115点
12位 同志社大 182点 12位 東北大 76点
13位 法政大 174点 13位 鹿屋体育大 67点
14位 東北大 164点 14位 金沢大 59点
15位 東京経済大 140点 15位 慶應義塾大 48点
16位 東京大 126点 16位 神戸大 45点
17位 大阪市立大 62点 17位 関西大 35点
18位 大阪大 53点 18位 北海道大 30点
19位 龍谷大 48点 19位 京都大 25点
20位 神戸大 36点 20位 龍谷大 20点
21位 九州大 32点 21位 大阪大 15点
22位 茨城大 30点 22位 大阪市立大 12点
23位 東京経済大 28点 22位 東京経済大 12点
24位 松江高専 25点 24位 南山大 8点
25位 名古屋大 22点 25位 名古屋大 6点
26位 京都大医学部 21点 26位 小樽商科大 5点
27位 立命館大 20点 27位 東京大 2点
28位 滋賀大 18点 28位 藤女子大 1点
28位 関西大 18点 29位
30位 大阪府立大 12点 30位
30位 広島大 12点 31位
32位 早稲田大学理工漕艇部 8点 32位

※配点(順位・選手一人あたりの点数)
1位50点,2位35点,3位25点,4位19点,5位15点,6位12点,7位10点,8位9点,9位8点,10位7点,11位6点,12位5点,13位4点,14位3点,15位2点,16位1点

第47回全日本大学選手権大会