第3回ボートある風景写真コンテストにご応募いただきありがとうございました。 72名の方から234作品のご応募をいただきました。日本スポーツ写真協会会長・水谷章人氏、 全国ボート場所在市町村協議会会長による厳正な審査の結果、以下の作品が入賞いたしました。 応募いただいた方の中から50名に特製ネックストラップを送らせていただきます。
全体的にレベルが上がってきている。 ピントが合っていないとか、手ぶれしているといった明らかにダメな作品がほとんどなくなっているし、作品のアングル、季節感、スポーツとしての捉え方がバラエティに富んできた。 地域もさまざまな場所があり、全国各地のいろんなところでボートを楽しんでいるのが分かって面白い。
「粉雪舞う」
竹岡正行
撮影地:岐阜県川辺漕艇場
撮影年月日:2014年12月14日
カメラ:ソニーd57
レンズ:200mm
絞りシャッター速度:f6.3 1/320
ISO感度:1600
選評
粉雪が降る静かな水面をボートが静かに進んでいく。水面が凍っているのか、一面に雪が舞っていてまるで星屑の中を進んでいるみたいだ。季節感もあり色も良い。深い写真だ。
「霧幻の艇」
根岸桂子
撮影地:富山県神通峡
撮影年月日:2019年10月24日
カメラ:Nikon D500
レンズ:80~200mm f2.8(120mm)
絞りシャッター速度:f8.0 1/250
ISO感度:250
選評
赤い橋といい、この霧といい、風景写真として成立している。ボートが漕げるところでこんな幻想的な場所があるのだと驚いた。実に神秘的だ。
「青い航跡」
山本薫
撮影地:埼玉県戸田ボートコース
撮影年月日:2019年5月25日
カメラ:Nikon D300
レンズ:85mm f1.8
絞りシャッター速度:f14 1/800
ISO感度:200
選評
幾何学的なボートの形がしっかり見えて水がキラキラと光り高い芸術性がある。光の中に青い光が残っているのが珍しい。上から撮るなどアングルの変化は大切だ。
「ピッチを上げて」
津布久郁夫
撮影地:東京墨田川
撮影年月日:2018年4月22日
カメラ:Nikon Df
レンズ:200~500mm
絞りシャッター速度:f5.6 1/1000
ISO感度:180
選評
たくさんのお客さんの前でボートを漕ぐ選手の喜びが選手の表情からも伝わってくる。変に凝らずに素直に撮影したことが成功している。
「勝利の絆」
渡邊美穂
撮影地:茨城県潮来ボートコース
撮影年月日:2019年10月7日
カメラ:Canon EOS1DX MarkⅡ
レンズ:600mm
絞りシャッター速度:f6.4 1/2048
ISO感度:640
選評
本作品はレースが終わった瞬間の人間らしい喜びを切り取っている。人間らしいアスリートを撮影するのは、スポーツ写真として大切なことだ。
「モノクロのワンシーン」
石原真理
撮影地:埼玉県戸田ボートコース
撮影年月日:2019年9月8日
カメラ:ソニースマートフォン