ボート競技を通じた韓国との交流事業としてU19の4選手が2017(平成29)年4月28日(金)~30日(日)に韓国で行われた 「第6回忠州湖カップ」へ出場しました。
この交流事業は2012(平成24)年、日本ボート協会と高体連ボート専門部が、熊本での「全日本ジュニア選手権」に 韓国のジュニアチームを招待して親睦を深め合ったことから始まりました。
ソウルから南東に車で2時間程度、りんごの名産地の忠州市に忠州ボートコースがあります。 このコースはこれまで世界選手権、アジア大会、ユニバーシアード、リオ五輪アジア大陸予選などが開催され、今回の忠州カップのような全国大会が年に5、6回行われています。
初日。選手団は午後、金浦国際空港に到着し、韓国ボート協会のマイクロバスで忠州市へ移動。
2日目。午前中、韓国代表チームから艇を借りてリギングしましたが、昼から白波が立つ強風が吹き、陸上トレーニングに切替えました。
3日目。今朝からやっと水上練習ができました。静水で最高のコンディションでしたが、昼から強風が吹き、午後は練習ができませんでした。
4日目。今日からレースです。日本選手は男女両チームともに実力を発揮して優勝しました。 韓国の選手が前半飛ばす一方、日本選手が2000mレースをコントロールして勝負している姿が印象的でした。
5日目。オープン参加でレースに出場しました。大会終了後に水原市へ移動して水域を視察。また韓国民俗村で朝鮮王朝時代を体験し、 ソウルではNソウルタワーや明洞の繁華街を駆け足で見学し、日本への帰路に就きました。
期間中は韓国ボート協会の皆様には大変お世話になりました。特に韓国ジュニア代表コーチのチャンさん、協会のシンさんには、毎日朝から晩まで付き添ってサポートをしていただきました。
来年は日本側が韓国選手団を招待します。皆様の温かい歓迎をお願いいたします。
【日本ボート協会国際委員 中村剛】
韓国ジュニア代表コーチのチャンさん、韓国ボート協会のシンさんと。
レース結果は次の通り
高校男子L2X:決勝
1位:日本チーム_7:08.88
2位:ククウォン高_7:15.08
3位:インチョン体育高_7:19.13
高校女子2X:決勝
1位:日本チーム_7:43.90
2位:インチョン体育高_7:46.57
3位:忠州女子高_7:49.88
高校男子2X:決勝(オープン参加のため参考順位)
1位:日本チーム_6:58.82
2位:ソウル体育高_7:00.16
3位:スソン高_7:09.48
一般女子2X:決勝(オープン参加のため参考順位)
1位:忠州市庁_7:34.90
2位:ソンパ区庁_7:40.89
6位:日本チーム_7:54.38
団長:中村剛(日本ボート協会国際委員)
コーチ・研修員:濱中康平(小松川高教員)
LM2X:中川大誠(早稲田大)、兼康慎(敦賀工業高)
LW2X:菅沼奈津美(浜松大平台高)、米澤知華(浦和第一女子高)
高体連ボート専門部のリポートはこちら
http://hs-rowing.jp/archives/610#more-610