第30回全国マシンローイング秋田県B大会


2017(平成29)年11月26日(日)に秋田県由利本荘市の由利本荘市ボートプラザ アクアパルで「第30回全国マシンローイング秋田県B大会」が開催されました。秋田県での開催は今回で10回目を迎え、その記念として初めてE-ROWを使用し、これまでとは違う形式で実施しました(主管:秋田県ボート協会)。

第30回全国マシンローイング秋田県B大会

会場に一歩足を踏み入れた途端、いつもと違う景色や雰囲気に興奮している人、動揺している人も見られました。第1回大会から皆勤賞の秋田ゼロックス・須田泰公選手(東北学院大OB、本荘高OB)は、天井の高い六角形のホールの中央でエルゴが自分を待っている様子を見て「コロッセオのようだ」とつぶやいていました。

第30回全国マシンローイング秋田県B大会
第30回全国マシンローイング秋田県B大会

レースには5歳から52歳までの121人が出漕。指導者や応援の保護者も合わせると200人以上が集まりました。また今回は参加者層の幅の広さが特徴的でした。普段は野球、剣道、空手などをしている小学生や中学生、今年の全国市町村交流レガッタに出場した市代表クルー、レース経験はないが普段からジムでエルゴを利用している方など、多方面から出漕いただきました。さらに毎年来てくれている常連の小学生たちは昨年のタイムや順位を更新しようと真剣に漕いでいました。

出漕者の最も多くを占めた学校やクラブ所属の中高生選手は、緊張や恐怖に打ち勝ち本当によく頑張りました。その多くがアップの時から冷静かつ強気なとても良い表情をしていました。事前申告してもらったタイムの近い者同士を同じ組・隣の席に設定して実施したため、より厳しく自己を追い込む展開となりレースは大変盛り上がりました。

第30回全国マシンローイング秋田県B大会
第30回全国マシンローイング秋田県B大会

特に今年は中高生のマナーの良さが光りました。レース後次の人のためにグリップやレールを拭いていた選手。チームメイトでない人や知らない人にも「ガンバ!」「ラスト!」と声援を送っていた選手。自ら考え指示以上の働きをしてくれた記録員。このような経験を通し「勝つこと以外の喜び」「漕ぐこと以外での貢献」を一人でも多くの人が感じ、秋田県全体に広がることを願います。

第30回全国マシンローイング秋田県B大会
第30回全国マシンローイング秋田県B大会

雪国秋田では11月から3月までのおよそ5カ月間は水上に出ることができません。参加者の皆さんには今大会の結果をモチベーション維持の材料の一つとし、長い冬を乗り越えてほしいと思います。今年もみちのくコカコーラボトリング株式会社様より選手全員にアクエリアスが、そして各部門優勝者には大潟村産の新米が贈呈されました。ご協力に感謝申し上げます。

【MR秋田県B大会担当 本荘南中ボート部顧問 佐々木 藍】

第30回全国マシンローイング秋田県B大会

大会結果は次Web参照。
男子:http://www.jara.or.jp/mr/current/2017B_akita_M.html
女子:http://www.jara.or.jp/mr/current/2017B_akita_F.html