昨夏から休業していた横浜市鶴見川漕艇場が2016(平成28)年4月10日(日)から営業を再開しました。
10カ月ぶりの再開を記念して2016(平成28)年4月29日(祝)の「第6回鶴見ボートフェスタ(主催:横浜市ボート協会)」で記念のくす玉割りが催されました。
昨春、船台を固定する4本の鉄柱に腐食が見つかり、6月から借艇利用を停止。マシンローイング大会や安全講習会を除く、市民大会、親子ボート教室、ロングレースといった全行事が中止されていました。この修繕工事が今年3月までに終了し、このほど再開に至りました。
今回、くす玉割りが催された鶴見ボートフェスタは地域在住の子どもたちを対象とした乗艇体験会です。今回は過去最多の約280人の申し込みがありました。当日は早朝から風速15m/秒を超える強風が吹きましたが、風波に強い14人漕ぎ艇「チャーチボート」に代わるがわる乗艇。川面には子どもたちの明るい声がこだましていました。
修繕工事が終わった船台からチャーチボートを見守る人々。
横浜市鶴見川漕艇場には朝早くから多くの人が集まった。
横浜市鶴見川漕艇場の営業再開を祝ったくず玉割。
鶴見川漕艇場は直線350m、練習水域3500mが確保できる市民スポーツの場として1988(昭和63)年に設置されました。ナックルフォア、オーシャンスカル、シングルスカル、ダブルスカル、舵手つきフォア、舵手つきクオドルプル、エイトなど約50艇を保有。いずれも整備は万全で安価に借艇できるとあって、首都圏のマスターズ漕手を中心に年間数万人以上が利用しています。
【ローイング編集部】