筑波大がレガッタ体験を正課授業化


筑波大は2016(平成28)年度からレガッタ体験を授業に加えました。筑波大がボートを正課に取り入れたのは30年ぶりです。

授業の正式名称は「体育集中実技 親水スポーツ」といいます。 学習目標は「ボート経験を通して地域文化や自然環境に親しみその魅力を再発見する」というもの。初年度は定員20人に対して16人が科目履修しました。

筑波大がレガッタ体験を正課授業化

初回は6月18日(土)に行われました。まずボート部の練習拠点である土浦市の霞ケ浦ラクスマリーナで奈良女子大・石坂友司准教授(筑波大OB)の講義が行われました。 内容はボート競技の歴史、英国のオックスフォード大とケンブリッジ大との対校戦「The Boat Race」の社会的影響などで、 その後にオリンピックでのレース動画を全員で鑑賞しました。 石坂准教授が映像に合わせて、レースの見所や普段からのトレーニング方法、競技そのもの魅力を実体験を交えて解説すると教室は大変盛り上がりました。

3週間後の「水郷土浦・筑波レガッタ」を目指して

筑波大がレガッタ体験を正課授業化
筑波大がレガッタ体験を正課授業化


午後からはキャンパス近くの桜川に場所を移しました。 ボート部員から陸上でボートの漕ぎ方や安全に関する諸注意を学んだ後、実際にナックルフォアでの乗艇を体験しました。 受講者たちからは「楽しかった、また乗りたい、もっと練習したい」という声が多く、 授業終了後にも自主的に乗艇練習する人もいました。

次回の授業は7月9日(土)に桜川で行われる「第42回水郷土浦・筑波レガッタ」で、そこで受講者たちは実際のレースへ出漕します。 準備を進める筑波レガッタ実行委員長・樗木将人さんは「私たちの代にとってボートの正課授業は初の試みでしたが、 皆さんに大変喜んでいただき、取り組んだ甲斐がありました」とのことです。

【ローイング編集部】

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