2016(平成28)年6月5日(日)に琵琶湖の“沖の白石”への遠漕が約20年ぶりに実施されました(滋賀大経済学部、陵水艇友会)。
高さ20mの「沖の白石」。琵琶湖のほぼ中央に浮かぶ。
沖の白石へのエイト遠漕は、OB会の陵水艇友会・北居和夫会長の発起で行われました。
当日は朝6時に彦根艇庫へOBと現役計12人が集合しました。小雨模様でしたが彦根港湾から琵琶湖へ出ると風波のないベストコンディションで、 湖岸から7kmの多景島を経由し、さらに4km進んで白石へ到着。片道約2時間のロング漕でした。
滋賀大経済学部ボート部の夏の行事としてフィックス艇2艇で行われていた「琵琶湖周航」は2001(平成13)年を最後に廃止となりました。 そのため現役部員や30代以下のほとんどのOBが琵琶湖で乗艇するのは今回が初めて。 かつて周航を経験した40代以上のOBも琵琶湖で漕ぐのは数十年ぶりで、どこまでも続く静かな湖面の絶景にしばし歓声をあげていたそうです。
北居会長は「今頃の琵琶湖北部の湖水は濃い緑色で、滋賀大経済学部はその濃緑色をクラブカラーとしています。 折しも来年で『琵琶湖周航の歌』の完成から1世紀です。 節目の年に全国のオアズパーソンの皆さんに、この素晴らしい景色を艇上から眺めていただきたい」とのことでした。
【ローイング編集部】