2016(平成28)年7月10日(日)に大阪府高石市の大阪府立漕艇センター(浜寺)で「第70回名古屋大・大阪大対校競漕大会(名阪戦)」が開かれました(主管:大阪大)。
ここ数年、両校とも女子漕手が順調に増加していることから、双方OG有志の寄付により新たに女子優勝杯が制作されました。
そのトロフィーを賭けた女子舵手つきクオドルプル戦は名古屋大が勝利しました。
また注目の男子エイト戦も名古屋大が5年ぶりに勝利し、今年120周年の節目を迎え勢いに乗る大阪大を抑えました。
これにより通算戦績は名古屋大34勝、大阪大36勝となりました。
レース結果は以下のWeb参照
http://nurc.sakura.ne.jp/race/race2016/810-70-2016-7-10
名阪戦の公式Twitterは以下を参照
https://twitter.com/hanmeisen
両校が初めて戦ったのは1940(昭和15)年の「名古屋帝国大学 対 大阪帝国大学競漕大会」での事でした。 翌1941(昭和16)年から京都帝国大学が加わり「三大学工学部対校レース」となり、第1回は滋賀県の瀬田川、第2回は大阪市桜宮の大川、第3回は名古屋市の庄内川で行われました。 しかし戦局悪化に伴う学徒出陣で余儀なく中断となったのです。
戦後、名古屋帝国大学と大阪帝国大学は、ボート競技を含む複数の体育会競技で対校戦を再開して総合大会とする方向で合意。 この流れを受けて両漕艇部は1947(昭和22)年に大川でレースを行いました。これが今日に続く名阪戦の第1回となりました。
【ローイング編集部】
【撮影:名古屋大、大阪大】