北海道茨戸川ボートコースで進水式


2016(平成28)年5月7日(土)に茨戸川ボートコースの北海道ボート協会艇庫で新しい2艇の進水式が行われました(主催:札幌ボート協会)。

北海道茨戸で進水式
北海道茨戸で進水式


今回の新艇は初心者向けのレクリエーションボート「オデッセイ(桑野造船製)」です。 札幌ボート協会でスカルタイプ(両手漕ぎ)に調整して艇種を「ジョイフォア」と名付けて利用しています。

今回の新艇は「あさひ2016」「とき2016」とそれぞれ命名されました。

当日は北海道ボート協会から東乙比古会長と山口理喜三名誉会長、札幌・石狩の両ボート協会所属団体の関係者、 来賓として朝日新聞北海道支社・森山二郎支社長、そしてボート協会の元用艇部長だった故土岐禎次先生の奥様・土岐泠子様とご長男・圭太様に出席いただきました。

まず札幌ボート協会・中川信治会長は艇の命名について「『あさひ2016』は長年にわたって『朝日茨戸レガッタ』の主催と援助をいただいている朝日新聞北海道支社への、 『とき2016』は道内の艇修理・修繕に半世紀にわたってご尽力いただいた土岐禎次氏への感謝を込めました」 と紹介しました。続いて江南神社・金澤久幸宮司による安全祈願の祝詞と清祓いの祈祷の後、参列者代表による「玉ぐし奉納」、 来賓と中川会長による「献酒」が行われました。

北海道茨戸で進水式

来賓挨拶後、北海道大・森田鮎さんと石狩翔陽高・多田あやかさんによる「安全の誓い」が行われました。 新艇への思いとともに土岐先生への感謝を述べた二人の言葉に、泠子様と圭太様をはじめ、先生にお世話になった多くの漕友は目頭を熱くしていました。 強風が収まった後に早速、石狩翔陽高が試漕して、その感触をしばし楽しみました。

【北海道リポーター 本間公康】