2016(平成28)年5月22日(日)に滋賀県大津市の京都大合宿所で、 「第1回女子漕手・女子マネージャー 合同ミーティング」が開かれました(主催:関西学生ボート連盟)。
関西圏で初の試み
このミーティングは関西学生ボート連盟(関西学連)の加盟団体に所属している大学女子部員を対象に初めて企画されたものです。 第1回は9大学(大阪市立大、大阪大、関西大、京都大、神戸大、滋賀大教育学部、滋賀大経済学部、同志社大、龍谷大)から 漕手・マネージャー計27人が出席しました。
今回は「漕手の部」と「マネージャーの部」の2部構成で、自己紹介の後、数グループに分かれてフリーディスカッションを行いました。 テーマは漕手の部が「各自での練習の工夫」や「目標設定」など六つ。 マネージャーの部は「各部でのマネージャーの位置づけと役割」をテーマに 「マネージャーとして現在取り組んでいること」と「取り組んだ方が良いのではと考えていること」について話し合いました。
交流で得られた新鮮な発見
参加者たちは「当然の行動だと思っていたが他団体は行っていなかった」 「自分たちは“できている”と思っていたが、他団体はもっと緻密に行っていた」 「“こうできたらいいな”とイメージしていたことを、他団体は既に実行していた」など、 多くの参加者が新鮮な発見を得た様子で、「話し足りない」「次回もぜひ参加したい」という声が数多くありました。
望まれる関西女子部員の組織
関東圏では、戸田水域のすべての現役部員とOGによる「関東大学女子ローイングクラブ(KRC)」が1958(昭和33)年に発足し、 毎年、交流レガッタを催しています。中部圏には実業団や他水域の現役選手とOGを対象とした 「日本女子ボート協議会」が2006(平成18)年に発足し、愛知池で「ジャパンレディースレガッタ」を毎年開催しています。
しかし関西には、これらに該当する組織はなく、 「大学からボートを始めた女子部員の大部分は、他団体の女子部員との交流機会がこれまでほとんどなかった」 ということです。関西圏にも女子部員の組織が望まれているようです。
【ローイング編集部】
合同ミーティングの開催動機は以下のWeb参照
http://boating.exblog.jp/25227333/