荒川龍太選手、第70回日本スポーツ賞競技団体別最優秀賞を受賞


「第70回日本スポーツ賞(主催:読売新聞社)」の「競技団体別最優秀賞」に2020東京五輪男子シングルスカル日本代表の荒川龍太選手(NTT東日本所属。一橋大OB)が選ばれました。

荒川龍太選手、第70回日本スポーツ賞競技団体別最優秀賞を受賞
荒川龍太選手(あらかわ・りゅうた)。NTT東日本所属。神奈川県出身。27歳。



「第70回日本スポーツ賞 2020-2021 受賞者名簿」より
東京五輪のボート競技は、男女合計で体重制限のないオ-プンクラス12種目、体重制限のある軽量級2種目で争われた。 シングルスカルはオープン種目だ。 荒川選手は、2021年5月に行われた五輪アジア・オセアニア大陸予選の男子シンブルスカルで優勝し、 東京五輪の出場権をつかみ取った。同種目に日本選手が出場するのは、アトランタ五輪以来、25年ぶりの快挙だった。 五輪の本戦では決勝には残れなかったものの、順位決定戦の結果、総合11位(※)に。 日本選手としては、大会史上過去最高位だった。 中学、高校ではバスケットボールに打ち込み、ボートを始めたのはー橋大学に入学してから。 がっしりとした体格を生かし、すぐに頭角を現した。 荒川選手は五輪後、「体が小さい日本人でもここまでやれるんだというところを見せられた」とコメントしている。 五輪ではボート競技の軽量級種目が廃止される見通しとなっており、オープン種目の強化が求められる。 それだけに、「世界に通じる日本人」を荒川選手が実証したことの意味は大きい。

※1964年東京五輪では笠木聡臣選手(東京教育大(現筑波大)所属)が男子1xで総合11位(13クルー出場)だった。