日本代表選手団遠征報告 Varese Report8 (4/16)


日本代表選手団遠征報告 Varese Report8 (4/16)

4月16日(土)

8:00 LM2-クルーとスタッフ3名がシャトルバスでバレーゼ湖に向け出発。(8:25バレーゼ湖に到着)

11:00 LM4-クルーとスタッフ1名がシャトルバスでバレーゼ湖に向け出発。(11:30バレーゼ湖に到着)

2種目でAファイナルをかけた大事な大会2日目です。昨日と同じ8:00発のバスに、LM2-とスタッフ3名が乗りバレーゼ湖に向かいました。土曜日の朝はさすがにすいているらしく、普段より5分ほど早く到着 しました。

LM4-クルーは午後からのレースをにらみ11:00のシャトルバスでバレーゼ湖に到着しました。両クルーとも計量を一発でクリヤしていよいよレースを迎えます。

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出艇前にGPSを取り付けられているLM2-クルー。
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Aファイナルをかけた敗者復活に挑むLM2-クルー。日の丸が良く似合う二人だ。左からB石田選手(東レ滋賀)、S田立選手(戸田中央総合病院RC)

10:55 LM2- 敗者復活

スペイン2、スイス、ポーランド、トルコ、日本の5クルーのうち、2艇が決勝に進むレース。 日本はスタートから攻めていくも他国も負けじと飛ばしていくレース展開となり中々前に出られない。 500mはトップのスイスから2.86秒遅れの5位で通過する。第2クオーターに入っても中々主導権を握れず、スイスとトルコが競り合いながら徐々に抜け出していく。日本はスペイン2に少し遅れながらポルトガルにほぼ並ぶように1000mを通過。第3クオーターに入ると日本が徐々にだがポルトガルよりも前に出始める。 が先行するスイス、トルコ、スペイン2との差はじりじりと開いてしまう。 Aファイナルに向けもう後がない日本は早めのスパートを入れ必死に選考するクルーを追いかける。 ラストクオーターは全体の2番目のタイムで漕ぎ、前を行くスペイン2との差もみるみる詰めていったが、間に合わず4位でゴール。 力漕むなしくBファイナルにまわることになった。

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ゴール前、必死の追い上げを見せるLM2-クルー。左からB石田選手(東レ滋賀)、S田立選手(戸田中央総合病院RC)

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ゴール後艇計量に向かうLM2-クルー。
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準決勝に向かうLM4-クルー。左からS佐藤選手(日本大学)、3奈良選手(新日鐵住金)、2荒川選手(一橋大学)、B小林選手(戸田中央総合病院RC)

14:49 LM4- 準決勝

リオデジャネイロオリンピック世界最終予選をにらんだ大事なレース。何とかしてAファイナルに駒 を進めたい。日本は昨年の世界選手権優勝のスイス、5位のオランダ、6位イタリア、7位アメリカ、15 位スペインと同組の厳しい組合せの中Aファイナル進出を狙う。

スタートからスペインが積極的にレースを作りに行く中、世界チャンピオンのスイスが落ち着いてつ いていき、他国がそれに続く展開となった。500mの通過はトップのスペインとは2.47秒差の6位では あるものの世界チャンピオンのスイスとは2秒以内の差でしっかり射程圏内につけている。しかしここ からが思うようにかなかった。スイスがほとんどペースを落とさないままスペインを抜き去りトップに 立つと、アメリカ、オランダ、イタリア1が追いすがる。日本はここで完全にトップ争いからは出遅れ 1000mをトップスイスから5.26秒差、また3位アメリカとは3秒差の6位で通過。第3クオーターで何とか 立て直し追撃したいところだが、すでにオリンピック出場を決めている国の壁は厚く、差はさらに開く 一方だ。しかしここで前半無理をしていたスペインが射程圏内に落ちてきた。昨年の世界選手権で は約10秒の差をつけられていた相手ではあるが、世界最終予選を視野に入れると何とか抜き去り たい。日本も懸命のスパートを入れ差をみるみる詰めゴール前でスペインをかわし5位でゴール。

オリンピック種目でのAファイナル進出はお預けとなったが、世界最終予選を考えると十分実のあるレースができた。

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ゴール前でスペインを抜き去るLM4-クルー。左からB小林選手(戸田中央総合病院RC)、2荒川選手(一橋大学)、3奈良選手(新日鐵住金)、S佐藤選手(日本大学)

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2~4位争いは激戦だった。何とかこの中に割って入り勝ち上がりたい。
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今大会LM2-最後のレースが始まった。1000mの通過はトップポルトガルと1.58秒差の3位。

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15:21 LM2- ファイナルB

LM2-のBファイナルは、本日2本目でLM2-クルーとしては今大会最後のレースになる。ここまで 世界を相手に見ごたえのあるレースを繰り広げてきているだけに、何とか一つでも上の順位でゴール してもらいたい。

相手はここまでの2本のレースで勝ったり負けたりしているスペイン2とポルトガルだ。スタートから 並ぶようにしてレースが進み1000mを3位ながらもトップポルトガルと1.58秒差で通過。十分射程圏内 に置き、後半の巻き返しを狙う。1500mではトップに立ったスペイン2とは差が多少開くものの、ここで 日本の二人が猛然とポルトガルに襲いかかりゴール前でついに抜き去った。が、ポルトガルも再度ス パートを入れたところでほぼ並ぶような形でゴール。着順は残念ながら3位で総合9位となった。

しかし、最後まで見ごたえのあるレースを披露し、今シーズンが非常に楽しみになるレースをしてく れた。